第6章  彼の出した結論

 風車に囲まれた塔から少し離れたところにある湖は、とても綺麗なところなのに、なぜか、鳥の囀り1つ聞えてこなかった。

 これが、あかりが言っている『風が泣いている』ということなのかな?と首を傾げるキミカゲ。

 キミカゲは大きな荷物を下ろして、ふぅ……と深く息を吐き出した。

 靴を脱ぎ捨てて湖の中にザブザブ……と入っていく御影に目をやる。

 こんな山の上なのに、綺麗な森に囲まれた小さな湖はキラキラと輝いている。

「御影ちゃん、気をつけてね?滑るんだから……」
「平気よ!ほら、キミカゲもいらっしゃいよ。足の疲れが取れるわ」
「う……うん。あかり様も……連れてきてあげたかったな……」

 御影の言葉にすぐに駆けていって、よくなめされた革靴を脱ぎ、ズボンの裾を上げて、ジャポン……と音を立てて湖に足を踏み入れた。
 ひんやりとした冷たさが疲労でほてった足に心地よかった。

「……来たいなら来ればよかったのよ。わたし、来ないでなんて言ってないもの」
 ジャバジャバと音を立てて歩きながら、旅装束として羽織っていたマントを脱ぎ、岸辺にポンと投げる御影。

「そ、そうだけど……ほら、そしたら、セージ様がお1人になってしまうから……」

 御影はそんなキミカゲの言葉をおかしそうに笑い飛ばして、長い髪をそっと耳に掛けた。
 キミカゲがそれを不思議そうに見つめる。

「キミカゲはまだそういうことを言っていても良いけれど、あかりはもう17よ?子供じゃあるまいし、1人にしたら可哀想……なんて、馬鹿げているにも程がある。セージ様、おいくつだと思っているの?24よ?1人にしたって迷子になるわけでもあるまいし。それでも気にかかるならついて来て頂けばいいだけじゃない」

「…………。僕だって、そんなに違わないだろ。14って、御影ちゃんには子供なの?」

「あら?珍しく、子ども扱いされてキミカゲが怒った。別に馬鹿にして言ってるんじゃなくって、キミカゲの純粋さは貴重だと言いたかったのよ」
 キミカゲのふくれっ面を見て、楽しそうに御影が顔をほころばせる。
 けれど、その言葉を聞いても腑に落ちないようにキミカゲはむくれたままだ。

「でも」
「?」
「女の子はそうはいかないの」
「どういう意味?」
「身を護っていかなくてはいけないのよ」
「…………」
「ただ、信じるだけじゃ駄目。あの子は危なっかしくて見てられないわ」

 俯いて髪をかき上げ、表情を読み取られないように動きながら、御影は湖から上がってほとりに腰掛ける。
 チャポンチャポン……と水を蹴り、そっとキミカゲのことを見上げてきた。
 少しだけ恥ずかしそうに顔を赤らめているのがわかった。

「御影ちゃん……」

 キミカゲは思った。
 どうして、それを当の本人に言ってあげないのだろうと。
 御影はいつもそうやって損をしている気がしてならない。

「それにしても」

「?」

「キミカゲ、あかりは『あかり様』で、わたしは『御影ちゃん』なのね?」

「え……だって、村のみんなが……あかりちゃんのこと……『あかり様』って呼ぶから」

「そう。別に、わたしは構わないけどね」
 キミカゲの答えに、御影は悲しそうに目を細めて、すっと空に視線を向ける。

 そっと右手を差し伸べて、誰かに触れるように指先を動かす御影。
 キミカゲはただその光景を見守っていた。
 微かに吹く風が、短い髪を撫でていく。

「…………わたし、あかりじゃなくてよかったわ…………」

 呟いたような声なのに、その言葉はしっかりとキミカゲの耳に残った。

「え?」
 意味が分からずに間抜けな声を上げるキミカゲ。

 御影はチャポンチャポン……と水を蹴って、コテンと地面に寝転がる。
 キミカゲはザボザボ……と音を立てて歩いていき、御影の横に腰掛けた。

 ふぅぅぅ……と深く息をつくと、御影は両手で自分の顔を覆って苦しそうに呟く。

「あなたに、『御影様』なんて呼ばれたら、耐えられないもの」

 その言葉にドクン……とキミカゲの心臓が跳ねた。
 ドキドキして顔が熱くなる……。
 それもあったけど、気がかりが……もう1つ浮かんだのだ。
 そういえば……初めてあかりのことを『あかり様』と呼んだら、あかりはとても悲しそうな目をした気が……今頃してきた。

「……なんてねぇ」
「ぇ?」

 キミカゲがドギマギしていると、ムクリと起き上がって、キミカゲの腕をそっと掴む御影。

 ニコリと艶のある顔をほころばせて、顔を近づけ、耳元でそっと聞いてくる。
「ドキッとした?」

 その声にビクッと体が反応して、慌ててグッと御影の体を押して離れた。

「……とと。はい、ドキッとしたのね、よかった。少しは進歩したみたいで」
 押されて危うく湖に落ちそうになった御影は、特にそんなことは気にも留めないように悪戯っぽく笑って、チャポン……と音を立て立ち上がる。

 深く息を吸い込んで心地よさそうに表情をほころばせる御影。
 キミカゲはその様子を見上げるだけ。

「ここは風が気持ちいいわねぇ」

 冷たい風が、それに応えるようにひゅるるる……と吹く。
 あまりの冷たさに、キミカゲは出していた二の腕に鳥肌が立つをの感じて、身を丸めた。

 御影も二の腕を出した服なのに、冷たさを気にも留めないようにパシャリ……と水を蹴る。

 ふわり……と裾をたなびかせて、御影はクルリとターンをした。

 湖面に波紋が広がり、御影の起こした風がキミカゲの頬を撫でる。

「キミカゲ、大好きよ。好きになってくれるまで、言い続けるから」
 御影は躊躇うこともなく、そんな言葉を口にして、ニコリと微笑む。

 キミカゲはそんな御影の笑顔を見て、ドクンドクンと胸が高鳴って苦しくなるのを感じた。




 戒は湖を見つめて、ふぅ……とため息をつき、短い髪をカシカシと掻いた。

 まだ、あの頃は……彼女は普通の女の子だった。
 何も壊れることがなく、ただ、純粋にキミカゲを好きだと言っていたのに。
 異変に気付いてあげられていたらあんなことにはならなかったのだ。

 ドクンドクンと胸が高鳴る。

「……邪魔をするな……お前はもう死んだんだ……」
 戒は静かにそう呟き、ガツンッと横に生えていた木の幹を叩く。

 その痛みで、少しずつ鼓動が収まってゆく。
 それを感じ取ってほっとした。

 自分は自分だ。キミカゲじゃない。今の自分は……戒だ……違うんだ。

 押し寄せてくる過去を振り払うように自分に言い聞かせる。

 言い聞かせながら、それでも過去にすがろうとしていた自分が滑稽に思えて、ふぅ……と再びため息をついた。

 ふわりふわり……と風が吹く。
 この湖は……700年前と同じ景色だ……。

 湖面が反射する光は、あの頃よりも眩しいくらいで、辺りには鳥の囀りもある。
 あかりの力によって清められたこの地は……今でも、その清浄さを保っていた。

 感慨に耽るようにその様子を見つめる戒。

 しばらく、そうして景色を眺めていた。

「さて……」
 ようやく、自分を奮い立たせ、塔があるであろう道へ足を踏み出す。

 どうやら、あかりたちとは来た道が違ったらしく、ここまで来るのに手間取ってしまった。

 だが、この湖からの道はわかる。
 森の小道を歩いてゆくと、二股に分かれた道がある。
 そこを左、その次の三股に分かれている道は真ん中。
 あとはその道をただただ真っ直ぐに行くだけ。

 御影に手を取られて歩いた、この道を……キミカゲは忘れていない。

 だから、容易に風車に囲まれた塔の建つ草原に戒は辿り着くことができた。

 5本ある風車はゆったりとしたスピードでプロペラを回し、その風車の真ん中にある塔は、少々苔や蔦が張っていたが、長い長い時を感じさせる貫禄を持っていた。

 風車には全く異常がないということは、誰かが整備をしているということか。

 ……考えられるのは1つ。
 やはり、彼と言ってもいいかはわからないが、彼はまだ動き続けているのだ。
 700年という時の中、たった1人で……主のいない塔を護っている。
 それを考えると、戒の中にやりきれなさがこみ上げてきた。
 もう……決して現れることのない主。
 彼は……ずっとこの地を護ると……あの時、事切れた主を抱き締めてそう言った。
 この地を……護ると。
 彼は生まれた意義を、そして生きる意義を、ただ果たそうとしている。
 ただ、それだけ。


 ザッザッザッと草を蹴りながら、戒は宿の主人に教えてもらった薬草を探す。
 一応、どんなものなのかを主人の話を聞いて、真城に簡単に絵にしてもらった。
「赤い実をつけた……草……」
 紙を見て特徴を確認し、すぐにポケットに突っ込む。

 村で一応動きやすい服を真城に買ってもらったおかげで、だいぶ動きやすい。
 首に巻いた薄手のマフラーに、青地の柔らかい素材の服。
 ズボンはだぼついており、そのだぼつきをふくらはぎの辺りから晒しのような白い布で押さえて、黒く軽い靴を履いている。
 あの村の民族衣装のようなものらしいが、戒にはちょうどよかった。

 マフラーに顔を埋めて考える。

 時折、実をつける……というレベルでは、運がなければ、薬草が全くないということもあるわけだ。
 それを考えると早めに龍世たちが合流していることを願うしかない。

 見たくないのだ。

 真城が泣く姿も、誰かの死ぬ姿も見たくない……。

「ないのか……?」
 戒は草原を見回す。

 草が伸びているところもあって、見回すだけではわからない。

 身を屈めて再び探し始める。

 その時だった。ガチャリ……と扉の開く音がした。
 すぐにそちらへと視線を向ける。

 そこには所々へこみやサビが見受けられるが、鬼月が立っていた。
 青い塗装は少しくすんでいる気もするが、そんなことはどうでもいい。

 姿勢を正して、鬼月へと歩み寄ってゆく。
 塔を出てズシンズシン……と地響きを立て、鬼月もこちらへと向かってきた。
 どうやら、戒がいることをわかっていて出てきたらしい。

 戒は鬼月を見上げて立ち止まる。

 鬼月も、あと3メートル……というところで止まった。

「キミカゲ……ダナ?」
 戒を見下ろしてそう言うと、シューン……シューン……と鬼月の体が微かに音を立てた。

「なぜ分かった?」

「鬼月、魂見ルコト、デキル。オマエ、キミカゲノ魂モッテル」

「…………」
 鬼月を見上げて戒は戸惑うように目を細める。
 事情を話すにも、顔が知れているほうがやりやすいのだから都合はいいのだが。

「御影、元気カ?」
「……御影は弱っている。もう、長くないんじゃないかと……」
「ソウカ」
 唇を噛み締めて答える戒に、鬼月は少々間を置く。

 シューンシューンシューン……と音を立てていることから、何かを考えているのかと感じ取って、戒も何も言わずに次の言葉を待った。

 鬼月は1歩歩み出てきて、尋ねてくる。
「……あかりハ元気カ?」
 少しだけ頭を動かしながらそう尋ねてくるので、戒は腑に落ちない表情で答える。

「それは僕が聞きたい」

「ソンナ訳ナイ。あかり、オマエト接触シテルハズ。感ジル。ソレニ、あかりノ魂、10数年前ニ何処カニ飛ンデイッタノ、見タ」

「何?」

「ダカラ、今、生キテルノダロウト、ほっトシテイタノダガ。オマエ、気付イテナイダケデハナイノカ?」

「…………。心当たりは……いるにはいるが……」
 戒は鬼月の言葉に顎に手を当て考える素振りをする。

 心当たりは……1人。

『きちんと帰ってくるんだぞ!このまま、さよならとかやられたら、ボク、怒るからな』
 村を出る時、肩をポンと叩かれ、念を押されたことを思い出した。

 そっと肩に触れる。
 ドクン……ドクン……と鼓動が強くなった。
 あかりに似ていると……確かに、真城に言った。

 それに、戒はカマを掛けたことがあった。
 そう……風緑の村を出て、はじめの町で……葉歌の身を案じている真城に、戒は言った。

『……風に聞いてみるといい』

『あの女は風呪文の使い手だろう?それもかなりの腕だ』

『炎・水・風・地の呪文を操り、特にその力に愛された者はいつでもその力に見守られている。もしも、その女が危険な目に遭っているのだとすれば、尋ねればすぐに教えてくれるだろう』

『心の中で問いかけるんだ。術者に思い入れの強い者ならば、答えてくれる可能性があると……聞いたことがある』


 あの言葉は、全くのでっちあげだった。
 本当は、戒は呪文には全く詳しくないのだ。
 適当に言ってみるだけ言ってみて、そんなものであったとしても、もしも、真城があかりならば風が応えるのではないかと……思いつきで言った。

 そして、その思いつきに……風は応えた。

 膨らんだ疑惑が、今、確信に変わろうとしている。

 ……別に、真城があかりであろうとなんであろうと、もう関係はないと、自分の中では割り切ったつもりでいたのだが……。

 鼓動はそんな気持ちとは裏腹に速まる。
 この鼓動は……キミカゲではない。

 自分の……鼓動……。
 ただ、救ってもらうだけでは……気が済まないというのか、自分は……。


「キミカゲ」
 鬼月の声に、戒ははっと我に返った。

 すぐに顔を上げると、鬼月は尋ねてくる。
「何ヲ、シニキタノダ?マサカ、過去ヲ懐カシミニ、来タワケデハナイダロウ?」
「あかり様を探しに来た」
「馬鹿ダナ、モウ会ッテイルトイウノニ」
「そういうのではない。墓参りに来たんだ。キリィのも……」
「アア……勝手ニ連レテキタカラ、ダイブ探シ回ッタロウナ」
「ああ」

「ソウカ……墓参リニ。喜ブ、2人トモ。モウ、魂ハ此処ニナイガ、喜ブ」
 鬼月は何度も何度も『喜ブ』と口にした。
 口調には抑揚がないのに、素振りがまるで人間のようで、戒は思わず目を細めた。

 鬼月はついてこいと言うように、ゆっくりと踵を返し、ズンズン……と塔の中へ入ってゆく。
 なので、戒はそれに従った。

 塔の中は人が住んでいないのに、綺麗に片付けられ、床には埃1つ落ちてはいなかった。
 1階と2階は住居スペースになっていて、ドアがいくつも並んでいる廊下をパタパタ……と歩く。
 3階と4階は、怪しげな研究スペースで、意味の分からないワイヤーや色とりどりのチューブが足元に転がっていたり、光る石版がいくつも壁に埋め込まれている部屋もあった。
 どの階も天井の高い造りになっていて、戒はそれを流し見しながら、鬼月の後をついてゆく。

 そして、5階に繋がる階段を上ると、そこには部屋ではなく、塔の屋上が広がっていた。

 風がビュンビュンと吹きぬけ、戒が巻いていたマフラーが少々めくれ上がる。

「此処……墓地。キリィノ両親・キリィ・あかり……眠ッテイル」
 目の辺りのランプはもう動力を失ったのか、全く変化を見せないが、おそらく、以前のままならば青色に染まるのだろうなと感じながら、鬼月に導かれるままに、墓の前に立った。

 石版が4つ並んでいた。

 左から見て行くと、こう書いてあった。

 『我が妻、マージン、此処に眠る。爽やかな空の下、此処に祈りを捧ぐ』。

 『我が父、ガミロア、此処に眠る。冷たき風吹き荒れる中、此処に誓いを胸に抱く』。

 『我が主、キリィ、此処に眠る。清らかな風の中、永遠の忠誠を此処に誓う』。

 『主の友、あかり、此処に眠る。風の声が聞えるこの場所で、安らかな眠りを願う』。

 戒はそっと跪き、深く深く頭を垂れた。
 胸に手を当て、祈りを捧げる。

 指針を……救いを……そんな気持ちはどこかに吹き飛んでしまっていた。
 結局、救えるのも、止められるのも、自分……。
 御影がああなってしまった原因が自分にあるのなら、逃げずに面と向かって立ち向かうしかないのだということ。

 戒は龍世に言った。

 相手を許せないのなら、自分が責められることを理不尽だと思うなと……。

 理不尽だと思わないようにしていたつもりだった。

 けれど、結局、こうしてあかりや真城に救いを求めてしまった自分。

 自分には前世は関係ないはずだと首を振りたがった自分。

 1000人余りの人間を殺しても、自分は被害者なのだと心のどこかで叫んでいた自分。


 違う……人のせいにするな。

 人に甘えるな。

 自分が変わらなければ、何も変わりはしない。


 戒はぐっと唇を噛み締めた。

「鬼月」
「ナンダ?」
「もう1つ用事があって、この草原に生えるといわれている薬草を探しに来たんだ。どこかに……ないだろうか?」
「アア、アノ実カ」
「あるか?」
 立ち上がって、鬼月を見上げる戒。

「何ニ使ウ?」
「仲間が体調を崩してしまって、その薬草ならもしかしたら効くかもしれないと言われて来たんだ」
「ソウカ……ドウダロウナ。探スノ、手伝ッテヤルノハ、一向ニ構ワナイゾ」
「感謝する」
 鬼月の言葉に戒は穏やかに笑みを浮かべて答えた。

「イヤ、イイ。アト、モシ見ツカラナカッタラ、結晶、持ッテケ」
「結晶?」
「覚エテナイカ?魔力ノ結晶。アレ、アル程度ナラ、人間ニモ効ク」
「…………。お前は平気なのか?」
 戒は結晶が鬼月の動力源だったことを思い出して、首を傾げて尋ねる。

「鬼月、あかりノオカゲデ、風車カラ直接充填デ十分ダ」
「わかった。見つからなかったら、分けてくれ」
「了解」

 鬼月の返答を待って、すぐに戒は階段へと戻り始めた。
 鬼月もズンズン……と後ろからついてくる。

 階段を下りようとした、その時、ドーン……という音と共に、風車の1つが動きを停止した。

 戒は音に反応して振り返る。

 すると、鬼月がダスンと床を強く踏み鳴らした。

「どうした?」
「侵入者。コノ辺リニ、最近出テル山賊……多分。コノ地、穢ス奴ラ、許サナイ」
 鬼月はそう言うと、今まで見せたことがないくらいのスピードで戒の脇をすり抜けていった。
 なので、戒もすぐにそれを追いかけて、階段を駆け下りる。

 この地は、鬼月にとって大事な場所。
 戒にとって、風録の丘が穢されたくなかった場所なのと同じく、鬼月の愛しき人が大事にしていた場所なのだ。


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